ぼくの本棚296

植草一秀/日本の独立

08 12月

植草さんとは、
以前、野村証券の子会社設立パーティーで
僕が挨拶をさせていただいた時、
会長の田淵さんから
野村総研の方だとご紹介いただいただけで
詳しいことは何一つ知らない。

しかし、本書を読むにつれ
エコノミストとしての、植草さんの
深い知識、鋭い情報統合力、未来を読む慧眼さが
今、世の中で役立てられない
日本の政治的環境に、痛みといらだちを感じた。

日本振興銀行を倒産させた木村剛について、
植草さんは、事実が明るみになる以前から、
著書の中で親族への不正融資の疑いを指摘していた。

さらに、竹中平蔵と木村剛が
2002年の小泉政権の中で
「金融再生プログラム」で資本のルールを変えようとし、
銀行の資本不足誘導をした後、
日本のメガバンクを二つに集約し、
米国資本に支配させようと企んでいたことを
本書で詳細に分析している。

本書の内容が真実か定かではないが、
今、あの頃の金融全体を俯瞰しながら考えると
エコノミスト植草の視点には納得がいく点が多い。

本書はこれをどう読み抜くか
という自分のチャレンジにもなる。
金融に関わる方には
是非ご一読いただきたい。

あなたにとって金融の正義とはなんだろうか?

編集長 尾中謙文

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