ぼくの本棚290

佐々木俊尚/新聞・テレビ消滅

08 6月

管さんが首相になった。

2003年の衆院選で管さんが代表だった時、
僕が「つよい日本をつくる」
というキャッチコピーを創らせていただいた。

当時10%以下の支持率だった民主党が42%まで急進して、
今の民主党の基礎ができた時のことを思い返すと、感慨深いものがある。

その翌年、岡田さんが代表になり
参院選で「まっすぐに、ひたむきに」のキャッチコピーを創らせていただき、
自民党の数を逆転して、民主党が2大政党として台頭した。
どちらもテレビや新聞の力を最大限利用してできたことだった。

あれから7年も経ったのか。

あの時は「強い」という言葉がブームになり、
表紙に「強い」を飾った新聞や雑誌や本が乱立したが、
強い日本をつくることはできなかった。

管さんは首相になり「強い経済」をつくると言った。
あの時の続きがまさに今、始まろうとしているのかもしれない。

さて、世の中を見回してみると
これまでコミュニケーションの根幹を成してきたものが崩壊し、
自壊し、すごいスピードでネット・メディアに入れ替わろうとしている。

とくに400年の歴史を持つ新聞は顕著で、
米国ではすでに、ロサンゼルス・タイムズとシカゴ・トリビューンが破産し、
NYタイムズでさえ2015年までには破産すると言われている。

本書では米国から3年遅れの2011年に
日本でも新聞やテレビの利権の崩壊がかならず起きると言っている。

著者は、毎日新聞で事件記者を12年やっていただけでなく、
フリージャーナリストに転身してからのITの予見には
予断を許さないものがある。

これからメディアはどうなるのか。
メディアに洗脳され続けた日本国民は何を信じたらいいのか。

本書には、過激だが説得力のある
メディア・サバイバルの未来が描かれている。

編集長 尾中謙文

参考になったと思われた方、クリックしていただけると嬉しいです
にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

Tags:

Comments are closed.