ぼくの本棚281 : ジョージ・フリードマン/100年予測

25 3月

未来を予測する会社があるのをご存知だろうか。

企業や国家は、地政学や経済学に基づいて自己利益を追求している。

俯瞰してみると、その行動は目的ゆえに限りなく合理的になる。
そして合理的であるがために、現実の中でとる選択肢は限られる。

ほとんどの国民は、現実の限られた制約の中で活動しているので、
その行動と決断は、その制約の中で行われる。
結果として予測可能な未来が現れる。

ジョージ・フリードマンは、これまで各国の未来を予測して
様々に起きるであろう出来事を、正確に言い当ててきた。

予測可能なあらゆるデータを持っているため、彼は影のCIAと呼ばれている。
クライアントは大統領やプレジデントなど国や経済を動かす世界中のトップだ。

彼は当然、日本周辺の未来も観ている。
例えば2010年代に中国の分裂、2020年代にロシアの崩壊といった具合だ。

その結果、ユーラシア大陸に真空地帯が生まれる。その機会を利用して
勢力を伸ばしていくのが、米国と同盟を組んだ日本、トルコ、ポーランドだという。
この3か国が勢力を伸ばすにつれ、米国は不安を感じるようになる。

フリードマンは荒唐無稽ともいえる未来予測について、
過去現在をもとにして未来の数字を論理立て、
本書の中で、独自で断定的ともいえる論拠を示している。

もしあなたが100年前に生きていたとして、
20世紀に起きた、奇跡のような100年を予測することができただろうか。

22世紀に向け未来がどうなるのか、あなたは考えたことがあるだろうか。

いや、たとえわからなくても、フリードマンがいう未来の何かに気づき、
できる限りの情報を統合し、自分ができることをやろうとはたして考えるだろうか。

遥か昔、ノアは大洪水が起きる前にすでに船をつくっていたのだ。

編集長 尾中謙文
参考になったと思われた方、クリックしていただけると嬉しいです

にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

Leave a Reply