ぼくの本棚278 : 七田眞・つなぶちようじ/胎内記憶

18 2月

先日つなぶちさんとお話をしている時、急に恥ずかしくなった。
つなぶちさんの本を紹介し忘れていたことに気づいてしまったからだ。
しかも、それは僕の愛読書の一冊だったのだ!

読後感がとても衝撃的な一冊だった。内容が鮮烈で実に興味深い。
なにしろ自分が生まれる前に、人にはすでに胎内の記憶があるというのだ。

僕は生まれた瞬間を覚えているという人にまだ会ったことがない。
では生まれる以前の胎内の記憶はどうだろうか。
そんなことを聞いたとたん、眉をしかめて奇妙な顔をするに違いない。

本書は、精神外傷(トラウマ)の専門家が、
深く研究する過程で偶然遭遇したきわめて狭く深い領域だ。

なぜ精神外傷がおきるのか、
催眠や薬を使って過去をどんどん辿っていくと、
やがて誕生以前の記憶につきあたる。
本書ではこれをバース・トラウマと呼んでいる。

例えば
「帝王切開で生まされた人たちは、
自分と他人との関係を的確に把握する能力に欠け、
あたかも世界が欲しいものをなんでも無条件に与え、
育んでくれるものと期待する傾向にある」
また
「全身麻酔で生まれた人は、こらえ性のない人になりやすい」
のだそうだ。

この分娩前後に起きる
トランスパーソナルといわれる自己を越える体験は
人間の五感を越えたところにある
全宇宙や全存在の記憶を内在している。

分娩体験は、宇宙のすべての部分に
経験的に接続できる潜在的可能性を持っていて
全宇宙的ネットワークそのものであると語る本書を
あなたは信じるだろうか、それとも信じないだろうか。

編集長 尾中謙文

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