ぼくの本棚277 : アリス・シュローダー/スノーボール ウオーレン・バフェット伝(上・下)

11 2月

世界最大の投資会社バークシャー・ハザウェイを持つ

ウオーレン・バフェットについて金融界の人に説明は不要だろう。
確かなことは、世界を見まわして
投資家で彼の右に出る者は未だいないということだ。
バフェットはお金について先見性があるだけでなく
世界最大の慈善家でもある。

バフェットはこれまで自伝は書かないと公言してきた。
本書は自伝より詳細なバフェット全軌跡の
全記録と言っても過言ではない。
そして自伝より確実に面白いと思う。
なぜか。バフェットの考え方の根源がよくわかるからだ。

「棚にささった一冊の本がウオーレンの目に止まった。
「1000ドル儲ける1000の方法」
1000の方法をぜんぶ使えば、100万ドル儲かるということだ。
チャンスがやってきたと本文の1ページに書いてあった。
「小さな資本で自分のビジネスをはじめようとしている
人間にとって、いまのアメリカほど好都合な時期は史上かつてない」
なんと素晴らしい言葉!
「だが、自分から始めないかぎり成功はありえない」

本の中で、複利という発想がきわめて重要だとウオーレンは気づいた。
一定の利率でも複利だと歳月がたてば莫大な額になることが
少額でもひと財産になるうることを示している。

芝生にスノーボールを転がすうちに大きくなるように
数字が掛け合わされて増えるのを、まざまざと思い浮かべることができた」
翌年、ウオーレンは株の投資を始める。彼が11歳の時の話だ。

フォーブスによれば、バフェットの資産は6兆4360億円以上ある。

バフェットはこの資産の85%を慈善団体に寄付すると
2006年に発表して世界中を驚かせた。

投資や買収にかかわる人はぜひ本書を一度は読んでほしい。
お金に興味がある人にも読んで欲しい。
きっと様々な気づきがあるはずだ。

ただし本書は1400ページある。深く読みこなすには
本書と格闘しなければならないことは言うまでもない。

編集長 尾中謙文

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