ぼくの本棚272 : 柳井正/成功は一日で捨て去れ

20 1月

JALが会社更生法を適用した。
日本の翼が倒産したのだ。

確かに会社経営は難しいが、中には優れた経営者もいる。
「会社は、何の努力もせず、何の施策も打たず、
危機感を持たずに放っておいたらつぶれる、と考えている」
と言うユニクロの柳井氏である。

いま世界中がユニクロを目指している。
なぜこんなに安いのか。
なぜこんなに品質やデザインがいいのか。

この矛盾する答えこそユニクロが懸命に走り続ける存在理由でもある。
柳井氏は安定志向が会社を滅ぼすと言っている。

「お客様のことを考えずに、小さな成功で満足してはいけない。
本当は大した成功ではないのに、自分が相当大きなことを
やり遂げたような錯覚をしている経営者もよくいる。

若くして成功したので、その次に何をしたらよいのか
よく分からない人も非常に多いと思う。

成功したという意味合いではなくて、むしろそれは
「成功したという失敗」なのではないだろうか。
成功したと錯覚している人にとって、
その成功は明らかに失敗だったのだと僕は思う」

柳井氏の言葉は的を得ている。

「組織保存の法則というものが働いて、誰でも組織を守ろうとする。
はじめに仕事というものがあって、それを成し遂げ成果を上げるために
組織をつくって分業しなければならないのに、
あたかも組織というもののために仕事が存在するかのような現象だ

「服を変え、常識を変え、世の中を変える」と言う柳井氏にとって
昨日の成功を捨て去ることなど大したことではない。

あなたは自分の輝かしい成功体験を捨て、
さらに素晴らしい他人の知恵を得ようとしたことがあるだろうか。

編集長 尾中謙文

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