ぼくの本棚268:クリスアンダーソン/フリー

08 1月

<いま無料(フリー)を謳ったビジネスが世界中を席巻している。 グーグルがその筆頭で、創業10年で年間200億ドルも売上げをあげている。
無料なのに何故そんなに儲かるのか。
答えはオープンソース(誰でもタダで使えるプログラム)にある。

かつてマイクロソフトとリナックスの対立軸もOS(コンピューターのオペレーティング・システム)のオープンソースだった。
リナックスとはライナス・トーバルズという一人のプログラマーがつくった無料で使えるOSの名称だ。彼は世界中のプログラマーに呼びかけて、毎日新しいプログラムを世界中の誰かが書き、トーバルズがチェックして更新するという方法で世界中の人がタダのOSを使えるようになった。

結果はどうだろう。毎日タダで進化し続けるOSモデルのインパクトは凄かった。あっという間にマイクロソフトのビジネスは色褪せてしまった。
グーグルはさらにサーバーやアプリケーションに至るまですべてをタダにしてしまった。マイクロソフトはついに無料のビジネスモデルについていけなくなった。

雑誌はどうだろう。フリーペーパーが出始めて久しいが、ホットペッパーを始め多くの情報誌はタダになった。携帯電話やコンピューターを始めとするIT機器はどうだろう。10年間のうちに限りなく価値がタダに近くなってきた。

無料は止まらない。競争市場においては、価格は限界費用まで下落すると本書にある。
ではビジネスは一体どうなってしまうのか。
本書では遅かれ早かれ無料と競うことになるのだから、無料という考え方を受け入れ、市場において、無料のものとは別のものの価値をつくらなければいけないという。

無料経済はどれくらいの規模なのか。オープンソースを使ってどうやって儲けるのか。どうやって別の価値を生み出せばいいのか。
本書を読めば少し詳しくなれる。

あなたは生活の中でフリーをどれくらい使っているだろうか。

編集長 尾中謙文

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