ぼくの本棚239:ホロン革命 by アーサー・ケストラー

22 9月

生物も無生物も一つのシステムとして成り立っている。

システムは部分であるが全体としての性質をもつ。

そこにはヒエラルキーとして上には従属的で、下には自立的という階層化された考え方がある。

ホロンとは、部分が全体と同じような構造や機能を持つ、という意味のケストラーの造語だ。

ホロンは構造的視点で分析するのにとても便利だ。

元素、組織、器官を例にして物事を分解して説明するのに、

ケストラーは従属と自立という二元論を用いている。

残念ながらホロンは、複雑系の世の中でその先の未来に

いったい何が生まれるのかという世界観までは教えてくれない。

ホロンは70年代閉鎖的ハンガリー社会を打破する思想として生まれた。

ケストラーはいまでも僕の好きな哲学者のひとりだ。

編集長 尾中謙文

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