ぼくの本棚237:万物の理論 by ケン・ウィルバー

03 9月

ケン・ウィルバーをご存じだろうか。

ウィルバーは物質・生命・心を含む宇宙と人間の構造を統合的に捉え、

我々が進むべき未来を考えた哲学者だ。

ビジネスや科学の発展と伝統的な宗教の関係性は兎角説明がつかないことが多い。

世界中に頻発している戦争の原因は宗教をベースにした考え方の違いだとわかっているものの、

人間の受容度の狭さが問題なのか良くなる兆しがない。

エコの考え方、地球温暖化の考え方なども同様だ。

科学が最も発達した米国でさえ、なかなか「違い」を受け容れることができない。

本書では物質から身体、心、霊に至るまでリアリティを求め、

境界が不明確な思想・哲学・宗教を可能な限り経験的な事実に照らし、統合し、

その位置関係を明らかにしようと試みている。

21世紀をどう生きるか悩める貴兄には、具体的な方向感がある必読の書だ。

編集長 尾中謙文

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