ぼくの本棚220:幸運な宇宙 by ポール・デイヴィス

23 5月

以前、リサ・ランドール(ワープする宇宙)で多元宇宙の話を紹介したが、

ポールは違う視点で多宇宙について語っている。

「統計学の基本ルールが、偶然が作用している任意の系に対して成り立つ。

宇宙の構造もそのひとつだ。どこでも同じようなプロセスが同じように起こっているのだから、

十分長い旅をすれば、地球にたいへんよく似た惑星がいつかは見つかるだろう」

つまり、地球と全く同じ惑星ができる確率は、簡単に計算ができるというのだ。

また、MITの宇宙論研究者マックス・テグマークは、

宇宙にいる「もうひとりの自分」との平均距離を10~10の29乗メートルと導きだした。

これを観測可能な宇宙の大きさと比べると、驚くほどわずかな距離だということがわかる。

無限は、どんなに確率が低いことでも必ず起こしてしまうのだ。

ポールは本書で

「宇宙は何でできているのか、宇宙全体が一体に保たれているのはなぜか」を探求している。

いま地球で起きている戦争は、宇宙全体にとっていったい何の意味があるのだろうか。

編集長 尾中謙文

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