ぼくの本棚215:未来をつくる資本主義 by スチュアート・L・ハート

07 5月

胡錦濤国家主席が来日した。

北京オリンピックの聖火リレーを巡って、世界中が中国の人権問題を批判しているが、

ただ非難するだけでは真の問題は解決しない。

特に日本の場合、北朝鮮の問題も中国抜きには解決しないし、

食の問題もギョウザ一つで大騒ぎするくらいだ。

政治経済にわたり多くの利害関係は、絡み合って切っても切れない。

つまり日中関係は、両国がこれからつくる未来を 対話しない限り、今の不都合は解決しない。

一方で中国人旅行者が急増し、行儀作法やモラルはともかく、

この不況の最中、観光地やメイド・イン・ジャパ ンにお金を落としてくれていることは間違いない。

日本は戦後の半世紀の間、 多くの国々の物質的、精神的援助を受け、

モラルの高い豊かな大国に成長した。

グローバリズムが進行し様々な問題が起きる中、今後の経済システムをいかに継続させるか、

長期の健全性をいかに担保するかは、市場の進化にかかっていると本書で言っている。

スチュアートはデュポン、HP、P&G、シェルの問題解決を手掛けたプロ中のプロ。

貧富の格差を食い止めるビジネスの可能性を探り、

いかに自然破壊をもたらさない実践可能なシステムをつくるか、

今まさに真の対話力が問われている。

編集長 尾中謙文

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