ぼくの本棚211:道路問題を解く by 山崎養世

22 4月

山崎さんから新作が届いた。

山崎さんは2002年にゴールドマン・サックス投信の社長を辞めた後、シンクタンクを立ち上げ、

様々な提言を行っている。本書もその一つだ。

山崎さんは「ふるさとから日本復活を」するために道路をタダにすべきだと言う。

そもそも日本より道路予算が少ない英国や独国で、

高速道路がタダだという論理は政治家より明快だ。

高速道路の最大の問題点は借金が多いことだ。なんと40兆円もある。

とうてい返せそうに無い借金なのに、国土交通省の中期計画では、

さらに40兆円を借金して新たな道路をつくる予定だ。

では日本に無料の高速道路網が実現したらどういう社会になるのか。

米国のようにフリーウェイで全国自由に行き来し、地方の経済効果が驚異的に上がるのだろうか。

それとも高速の出入り口が「21世紀の駅前」になるのだろうか。

確かに、もし高速道路が生活道路に変われば、

それぞれの地域のビジネスや生活スタイルは、多大な影響を受けるに違いない。

ただし問題は、この病んだ仕組みを根底から変える気が、国民にあるかないかだ。

編集長 尾中謙文

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