ぼくの本棚210:古代への情熱 by シュリーマン

21 4月

人は必ず挫折する。何度かの挫折に耐えきれず、目標に到達できないこともある。

また情熱があっても、諸処の事情で中断することもある。それは何年たってもトラウマのように残る。

しかし、そんな時本書を読むと「あきらめる」ということが根本的に間違いだったことに気づく。

シュリーマンは1822年ド イツで生まれた。

少年時代に父から聞いた「トロイア戦争」のことが忘れられず、金のゆりかご、銀の皿、

へニングの途方もない財宝とトロイアの都をいつ か発掘しようと心に思う。

シュリーマンはひどい貧乏だったが、一心不乱に勉強し、半年で英語を覚え、

次の半年で仏語をマスターした。そんな風にオラン ダ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、

スウェーデン語、ポーランド語、ギリシア語を次々にマスターした。

その後、商才にも恵まれ、世界中をめぐ り様々な商売で莫大な利益を得た。

1868年、46才になっていたが、トロイアのことはまだ忘れていなかった。

そして、ついに空想上の産物といわれた ホメーロスの事跡を発掘する。

あきらめずに努力を重ね、思い続ければ願いはいつかは必ず叶う。

これが嘘でない証拠に、偉人の多くは長い年月をかけ目標に近づき、

苦労に屈することなくこれを乗り越え、ほぼ同様の体験をしている。

編集長 尾中謙文

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