ぼくの本棚188:住み心地はどうですか? by 柏木博/大竹誠

05 2月

家は住人の人柄を最もよく表しているという人がいる。

家はどんなに広くても、狭くても佇まいの表情を持っている。

日当たりよく気持ちよい家、風通しよく洗濯ものがよく乾く家、庭に縁側のある家、

壁が高く中が見えない家、庭の樹木が季節毎に花をかせる家。

散歩をすると一軒として全く同じ家がないことに驚く。

そういえば昔に比べて庭で犬を飼う家が減った。

庭で火燃しなどやっていては通報されてしまう。昔はゴミ等出さず、実にエコな生活だったのだ。

日本人らしい生活感を住まうには、その土地に合った、

季節を許容した気持ちのよい時間が過ごせなければ、住み心地がよいとは言えない。

僕はといえば、冬であれば角度の低い暖かい日差しが部屋に差し込み、

ぽかぽかと暖房がいらないくらい、あったかい部屋があればいい。

家とは心が帰り着く場所であり、一番ほっとする場所なのかもしれない。

本書はモダンリビングの雄、リビングセンターOZONEが編集した。

センスが良く、痒いところに手が届くような細やかさで、

日本人の原点や美意識を大切に扱ってくれている。

あなたにとって家とは何だろうか。

編集長 尾中謙文

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編集局

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