ぼくの本棚186:イノベーションの本質 by 野中郁次郎

29 1月

野中先生がオフィスにお見えになった。

社長TVのアドバイザリーコミッティーを引き受けていただくことになった。

野中先生は知識こそが重要な経営資源である「知識創造」を提唱した世界的な経営学者だ。

暗黙知と形式知がダイナミックに連動するSECIモデルをつくり、

これを学んだ多くの世界中の経営者は「知識経営」を実践した。

暗黙値とは何か。

野中先生によれば、経験や勘に基づく言葉にできない潜在的知識のことをいう。

本来の言葉の意味(人間の身体に備わっている動作以前に働く制御機能)と違うと

指摘する人もいるが、世界的に暗黙知という言葉や意味を有名にした功績は讃えられるべきだ。

また形式知と対比させることで、目に見えるものより、

目に見えないことに重要な意味が含まれている、という啓示と感動を多くの経営者に与えた。

野中先生は哲学者でもあるのだ。

本書はイノベーションの成功事例集であり、暗黙知のサンプルが数多く紹介されている。

企業の美意識や本質を考える貴兄にはバイブルのように役立つはずだ。

編集長 尾中謙文

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