ぼくの本棚180:スタバではグランデを買え! by 吉本佳生

09 1月

あなたがモノを買う時、良かったと感じる基準はなんだろうか?

一般に価格は消費者の満足度とコストの間で決まる。

多少高くても希少性がありデザインがいいと満足するが、

似たものが安く出回り、誰もが持ち始めると満足度は低くなる。

「ローマの休日」が500円で売っていたりすると、何度も観たはずなのに所有欲が起きてくる。

百貨店で数千円で売られているものが百円ショップで売られていたりする場合も同様で、

必要ないものまで買ってしまったりする。

ユニクロでカシミヤセーターが驚く安さで売っているのもそうだ。

高くなったタクシーにはなんとなく乗りたくなくなる。

つまり「価格」と「感情」が社会を支配し動かしているのだ。

最近はモノあまりと言われ、みんながブログに書き込むので商品選択が厳しくなっているが、

逆手に取ると、買いたくなる価格と満足度を制したものが勝ち組になっている。

本書は多変量解析や統計学などわからない人にも社会の仕組みが簡単にわかる。

企業側、消費者側どちらから読んでも面白く読める良書だ。

編集長 尾中謙文

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