ぼくの本棚178:地球のなおし方 by デニス・メドウズ/枝廣淳子

07 1月

メドウズは30年以上前、ローマクラブで現在の地球環境危機を予測した

「成長の限界」によって世界中に衝撃を与えた。

今にして思えばあまりに正確なシステムダイナミクスとシミュレーションによって

地球環境が汚染されていく未来の状況を詳細に描き出していた。

そのメドウズが「限界を超えてしまった環境を引き戻す知恵」があるのだという。

今、世界中で旬のテーマ「水」は地球にどれ位あるのかという問いに、

海水97.5%、淡水2.5%、その内人間が使える水はたった0.01%とデータで検証しながら、

例えるとバケツ一杯が地球の水で、コップ一杯が淡水で、

そのうち飲み水はスプーン一杯分と子供でもわかるような表現を本書では使っている。

その上で持続できる水の使い方は何か。

水を循環利用すること/水を回収し、浄化し、再利用する。

都市部で雨水を集めること/大規模ダムと同じ位低コストで使える。

作物の根に点滴灌漑を行うこと/水の量を30-70%減らし逆に収穫量を20-90%上げられる。

など使う用途で具体策を説いている。

今こそこうした根本的な原因を考え、ひとりひとりが自分ができるレベルから取り組むことが

「足るを知る」地球環境を取り戻すためには不可欠なのだ。

編集長 尾中謙文

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