ぼくの本棚176:ツアラトウストラはかく語りき by ニーチェ

25 12月

本書に出てくるツアラトウストラとは、ゾロアスターの古イラン語(ザイスシュトラ)のドイツ語読みで、

紀元前1400年頃の古代イランの拝火教(ゾロアスター教)の教祖のことである。

二元論、天使や悪魔といったイメージを発明し、仏教やユダヤ教に影響を与えた人だ。

ゾロアスターは司祭(マギ僧)の師でもある。

マギ僧とはキリストが生まれた時、生誕を祝いに来るお坊さん・東方三博士だ。

マギはマジックの語源だともいうが司祭は魔法を操っていたのかもしれない。

キューブリックの名作「2001年宇宙への旅」でも冒頭流れる曲が

シュトラウスの「ツアラトウストラはかく語りき」だった。

多くの時代にわたり多大な影響を与え続けているツアラトウストラとは何者なのか。

神や権威に立ち向かう超人、キリスト教道徳を否定し、

人々は神ではなく縁や愛によって繋がっているという考え方はニーチェが本書によって確立した。

時間がたっぷりあるときに是非、本書と格闘して欲しい。

ニーチェは40歳の時に本書を自費出版した。

編集長 尾中謙文

にほんブログ村 本ブログへ

編集局O

Leave a Reply