ぼくの本棚 72:万物理論への道 Tシャツに描ける宇宙の原理 by ダン・フォーク

26 4月

サイエンスライターの中には科学と哲学を混同している人が多い。

特に量子論、現代物理学、宇宙の問題となると、

もはやサイエンスではなく、フィロソフィー・ライターになってしまう。

なぜか。ライターが興味深い科学テーマを、感覚印象だけで捉え、

自分のイメージと現実の往復をするうちに、事実や真実からどんどん離れていってしまう。

ミイラ取りがミイラになるわけだ。ダン・フォークは科学を冷静に捉え、

複雑な理論を出来る限り単純な法則に置き換えることができる、本質を見抜くライターだ。

本書は科学の最前線にある、物理学や宇宙の原理について、様々な角度から情報を探り、

著者が納得できる話だけを、読者にわかりやすく伝えようと格闘している姿が見える。

編集長 尾中謙文

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