ぼくの本棚 51:プラトンのオルゴール インダストリアリズムの終焉とデザインの使命 by 川崎和男

28 3月

「デザイナーは喧嘩師でなければならない」デザイナー・医学博士の肩書きを持つ川崎氏は、事故で車椅子生活を余儀なくされた人だ。事故で片肺が潰され、一部脳梗塞で視野狭窄だが、作品は事故前より光り輝いている。川崎氏の「造形の基本形態は、プラトン的形態形素としての立方体だ」が美しくないものを徹底して排除する川崎流美的哲学なのだ。「精神の中に快適さという機能性」を持ち込み、ひたすら毒をまき散らしながら、ストイックにイマジネーションの痕跡をカタチにする。「そして『何が美しいのか』を生涯、人は追い求めることが生きる証」という川崎氏は常識を覆したデザインを、今日も生み続けている。

編集長 尾中昭文

参考になったと思われた方、クリックしていただけると嬉しいです
にほんブログ村 本ブログへにほんブログ村 本ブログ おすすめ本へ

Comments are closed.