ぼくの本棚9:ガイアの復讐 by ジェームズ・ラブロック

29 1月

ラブロックが「生きている地球」というメタファーを使い、ガイアと呼んだのは1971年のこと。

やがてそれは

「生物圏が地球の気候と大気の組成を、生物が生きていく上で最適な状態に調整・維持している」

ガイア仮説に発展する。

つまり暑いにしろ寒いにしろ、その勢いがあまりに強いと、

ガイアも楽に維持できる状態に移行するとラブロックは言う。

「今、必要なのは、現実に迫っている危機を世界中の人々が察知して、

秩序正しい持続可能な撤退を無条件で開始すること」

とショッキングな結論を言っている一方で、

核については、及ぼす影響が非常に少ないというデータを出している。

尊敬してやまないラブロックでさえも、地球温暖化を防止しなければというあまり、

その解釈に間違いを犯してしまうのかという驚きをかくせない。

編集長 尾中謙文

ガイアの復讐
ガイアの復讐

posted with 簡単リンクくん at 2007. 1.30
ジェームズ・ラブロック著 / 秋元 勇巳監修 / 竹村 健一訳
中央公論新社 (2006.10)
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